「自分の思いを伝えること」

 今回も、「豊かな人生や生活を送る」に関する話です。
 先月、ある特別支援学校の研究発表会でお話をする機会があり、参考のために、育成会事業所のしょうぶの里と第二ぎんなん作業所で支援に携わる職員にアンケートを取りました。尋ねたことは、以下の2点です。
  ①利用者さんが、今の生活を円滑に送る上で、大切だと思う力(要素)
  ②学校時代に、身に付けておいた(重視した)方がよいと思う力(要素)
 それぞれについて、15の項目から大切と思う順に3点選択するというものでした。
 ①の「今の生活を..」では、最多は、予想した「身辺が自立している」や「理解力がある」ではなく、「自分の思いを周りに伝える」でした。「自分の思い..」は、②の「学校時代に..」でも3番目となっていました。他には、「自分で選ぶ・決める、自分の考えを持つ」も上位に上げられていました。

 「自分の思い..」や「自分で選ぶ..」などは、その人が自分らしく、かつ豊かな人生や生活を送る上で不可欠な力(要素)でありながら、これまで、それ程には重視されてこなかった力ではないかと思います。しょうぶの里は生活介護、第二ぎんなん作業所はB型事業所で、比較的中・重度の人が多いので、一般就労とは、重視される力は少し違うでしょうが、誰のものでもない自分の人生を主体的に生きるためには、“自分で選ぶ・決める”、“自分の思いをきちんと伝える”といったことは、知的な障がいがある人でも、もっと大切にされていいことではないかと思っています。
 今、障がい福祉の世界では、「意思決定支援」がとても重視されていますが、自分の思いを周りに伝えられる(伝えたいという気持ちを持ち、伝える手段や方法を身につけ、習慣化している)ことが、意思決定や意思決定を支援する際には最も重要なことではないかと思います。学校時代からこういった力をしっかり付けることは非常に大切だし、大人が生活するしょうぶの里でも同じように大切だと考えています。

 今年度、ぜひやってみたかったけれど、手つかずなことの一つに、利用者さん一人一人の思いを聞くことがありました。利用者さんが心の奥底にある本当の思いを出しやすいよう、場や雰囲気づくりなどを工夫しながら、次年度はぜひ取り組みたいと思っているところです。

 さて、平成30年度も年度末を迎えました。この1年間、大変お世話になり、ありがとうございました。4月からの新年度も、利用者さんを中心にした、よりよいしょうぶの里をめざして一つ一つ取り組んでいきたいと思っていますので、今後とも、ご支援・ご協力いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

                       施設長 髙橋 次郎

「おれんじの屋根」第23号(3月)より
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最新更新日
2019年3月22日
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